【京都市財政 市営住宅の空き住戸を活用した地域連携事業等の取組】京都市会 令和3年度 まちづくり委員会 都市計画局(令和3年8月12日)松下恵美

【市営住宅の空き住戸を活用した地域連携事業等の取組】京都市会 令和3年度 まちづくり委員会 都市計画局(令和3年8月12日)松下恵美

◆副委員長(豊田恵美) 
 市営住宅の空き住戸を活用した取組について質問させていただきます。
 私,この市営住宅の空き住戸に新しい可能性を感じたきっかけがございました。5月29日に市役所前にありますQUESTIONの方で共生型集合住宅の取組を紹介するシンポジウムがございまして,京都市の方からは3L APARTMENT事業について,菱崎課長が登壇されまして,皆様の前ですばらしい発表を行われまして,参加者は皆様,京都市はすばらしい取組をしているのですねと感動の声をたくさん頂戴しました。
 田中宮市営住宅で行われております3LAPARTMENTプロジェクトは令和元年度の事業開始から3年目を迎えられたわけでございます。具体的な事業成果について,まず初めにお伺いしたいと思います。
○委員長(片桐直哉) 
 前田住宅室長。
◎住宅室長(前田史浩) 
 この事業でございますけども,田中宮市営住宅の空き住戸に龍谷大学の学生さんが入居いただいて,入居した学生さんが自治活動に参加していただくということで,市営住宅の空き住戸の有効利用,有効活用にもなりますし,団地の地域の活性化という面もございます。それから,まちづくりに関心を持った人材を育成しようというような事業でございます。
 入居の学生ですけども,今,7戸の住戸を用意しておりますが,全員が入居されて自治会にも加入をされていると。こういったコロナ禍でございますので少し縮小してという状況ではございますけども,自治会の活動に参加していただいているということと,そのほか,この入居学生は朝の小学校の見送り活動や小学生の勉強会,自主的な企画にも取り組んでいただいており,団地住民にも認知をされてきたのではないかなという風に考えてございます。
 実は昨年の暮れに1住戸だけ新たに募集しましたけども,募集枠1戸に対して6名の学生が応募をされたということで,学内でもこの事業への一定の認知ができてきているのではないかなという風に考えています。
○委員長(片桐直哉) 
 豊田副委員長。
◆副委員長(豊田恵美) 
 市営住宅に住みたいと思ってくださる学生の方がたくさんいらっしゃるということを私も大変うれしく思っております。
 答弁でも御紹介がありましたように,お住まいの大学生の方が小学生の朝の見守り活動とかをされておりまして,こちらも京都市の方がすばらしいDVDにまとめてくださっていて,拝見すると何回見ても感動するというすばらしい光景でございます。
 現状,これはどのような取組をされているのか,具体的にお聞かせいただけますでしょうか。
○委員長(片桐直哉) 
 前田室長。
◎住宅室長(前田史浩) 
 先ほどの自治会活動に加えましてということですけども,実は先週の8月7日,土曜日に3L CLASS ROOMと題してZoomを活用したオンラインの交流会を学生同士でされております。
 この田中宮に住む学生あるいはそのほかの市内でシェアハウスに住んでおられる学生が発表し,そこに参加した学生から意見を頂戴して活発に意見交換を行ったというもので,先ほどの自治会活動の取組に併せて,独自の取組も,今回,始められたという状況でございます。
○委員長(片桐直哉) 
 豊田副委員長。
◆副委員長(豊田恵美) 
 学生時代から自主的に自治活動に参加していただくというのは今後の人生においてもすごく価値があることだと考えております。この取組をしっかり広げていっていただきたいと考えているのですけれども,今後どのように広げていかれるのか見解をお伺いしたいと思います。
○委員長(片桐直哉) 
 前田室長。
◎住宅室長(前田史浩) 
 この取組自体は地元の自治会からの投げ掛けが行われて,大学の積極的な関与,団地の空き住戸の状況などから実現できたものでございます。以前に,スキームはちょっと違うのですけども,醍醐中山団地と京都橘大学の連携も同様でございますけども,こういった大学と自治会のニーズのマッチングが重要であるという風に考えてございます。今現在でも幾つかの大学には既にお声掛けをさせていただいているという状況でございます。
 ただ,この3Lの取組はとりわけ自治会の熱意によって実現したもので,このレベルの取組をどんどん広げていけるかなというところで考えるとなかなか難しいものがございまして,もう少し多くの団地で実際に実現できるような,裾野が広げられるような仕組みを,大学の意見も採り入れて,今後,構築できたらという風に思ってございます。
 一方で空き住戸の活用という点では,今年の4月から向島ニュータウン内の空き住戸についてグループホームでの活用を始めてございます。こうしたことから留学生も含めた学生入居だけではなくて,グループホームなどの福祉的な活用も併せて様々な角度から市営住宅の空き住戸の活用を進めてまいりたい,このように思っております。
○委員長(片桐直哉) 
 豊田副委員長。
◆副委員長(豊田恵美) 
 障害者のグループホーム等の活用もすばらしい取組だと考えております。
 先ほど御答弁にもありました向島のグループホームというのはどういう事業かお聞かせいただきたいと思います。
○委員長(片桐直哉) 
 前田室長。
◎住宅室長(前田史浩) 
 このグループホームですけども,向島市営住宅1街区の空き住戸を活用して,この4月から始めたものでございます。地域に理解のある社会福祉法人がグループホーム事業を開始したもので,活用した住戸につきましては向島の親子ペア住宅という,今ではなかなか活用がなされていない住戸を活用して,これは2ペア,親ペア,子ペアとあるのですが,それに定員4名のグループホームとして活用している,こういう状況でございます。
○委員長(片桐直哉) 
 豊田副委員長。
◆副委員長(豊田恵美) 
 親子ペア住宅の特徴をいかしたすばらしい取組だと考えておりますけれども,開設後の状況というのはどうでしょうか。
○委員長(片桐直哉) 
 前田室長。
◎住宅室長(前田史浩) 
 この4月に開設しまして,丁度4箇月と少しという状況でございますけども,住民の方からは,来てもらってありがたいというような歓迎の声が聞かれております。また,この入居されている方が住戸の周辺の花壇整備などにも取り組んでいただいており,まずは温かく迎え入れてもらっており,円滑にスタートすることができたのではないかという風に考えてございます。
○委員長(片桐直哉) 
 豊田副委員長。
◆副委員長(豊田恵美) 
 来ていただいてよかったというお声があるとのことで,地域としても好循環を生み出せているいい事例ではないかと考えております。
 他の団地でもグループホームの開設等は可能かどうかお伺いしたいと思います。
○委員長(片桐直哉) 
 前田室長。
◎住宅室長(前田史浩) 
 こうしたグループホームに限らず福祉施設の開設ということには地元住民の方の御理解がまずは一番大事なのかなという風に考えてございます。
 向島の場合ですけども,元々,この事業者の社会福祉法人が向島ニュータウンのまちびらきのときから地元と交流を続けて,その積重ねが住民さんの信頼を呼んでいるという面がございます。こういった状況はどこの団地でもということではございませんけども,実際に,今,別の団地でも市営住宅でグループホームをやりたいということで事業者の方から申出を受けている状況でございます。我々としては,できるだけ調整役にもなって,実現できるように丁寧に対応し,進めていきたいという風に考えてございます。
 それから,こういったグループホーム以外にも,例えば子供の居場所づくりであったり学習支援であったり,市営住宅の空き家を活用することで地域の課題解決につながるのであれば,より積極的にこういった活用を進めていきたい,このように考えております。
○委員長(片桐直哉) 
 豊田副委員長。
◆副委員長(豊田恵美) 
 御答弁で御紹介いただきました子供の居場所づくりですとか,すばらしい空き家住宅としての価値,新しい価値の創造につながるかと思いますので,しっかりと取組を進めていただきたいと思います。
 この取組に対して非常に強い共感を持ってくださっている民間企業,京都の地元企業もたくさんいらっしゃいますので,民間活力というものも活用して,柔軟な発想で空き家住戸の新しい価値の創造をしっかり進めていただくよう求めて終わらせていただきます。

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